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マーズ・エクスプロレーション・ローバー

マーズ・エクスプロレーション・ローバー (Mars Exploration Rover, MER Mission) とは、2003年にアメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げた、2機のローバー(ロボット)を用いて火星の表面と地質を探る無人火星探査機である。ローバーはそれぞれスピリット (MER-A) とオポチュニティ (MER-B) と名付けられている。

このミッションは、NASAジェット推進研究所 (JPL) のプロジェクトマネージャー、ピーター・サイジンガーと、コーネル大学の天文学教授である主任研究者スティーブ・スクワイヤーズによって進められた。

マーズ・エクスプロレーション・ローバーは、成功した3つのミッション(1976年の2つのバイキング着陸船と1997年のマーズ・パスファインダー)を含めたNASAの火星探査プログラムの一部であり、ミッションの科学的目標は過去の火星に水の活動があった手がかりを持つ広範囲の岩石および土を探査し、その証拠を見つけ出すことである。

90日間の初期ミッションでは、ローバーの製作、発射、着陸およびオペレーティングにかかった総費用は8億2000万ドルにのぼる。 2008年10月現在もローバーは稼働中であり、火星に着陸してから4年も機能している。 2007年10月15日にNASAが運用期間を可能であれば2009年まで延長すると発表した。

スピリットは2003年6月10日17時59分 (UTC) に打ち上げられ、2004年1月3日4時35分 (UTC) に火星のグセフ・クレーターに着陸した。オポチュニティは2003年7月7日15時18分 (UTC) に打ち上げられ、2004年1月24日1時5分 (UTC) に火星の反対側にあるメリディアニ平原に着陸した。 スピリットの着陸に続く1週間、NASAのウェブサイトでは今までのNASAのミッションを遥かに上回る17億もの訪問回数と、34.6テラバイトに及ぶデータ転送(画像や動画などのダウンロード容量と考えられる)を記録した。

2004年1月21日、ディープスペースネットワーク (DSN) とスピリットとの通信が途絶えた。探査機はデータのない信号を転送したが、当日後マーズ・グローバル・サーベイヤーとの通信セッションの機会を逃してしまう。22日木曜日、JPLは探査機から異常信号を示すビープ音を受信することに成功し、23日にはフライトチームがデータを返送させることに成功した。

異常発生の原因として、はじめはオーストラリアで発生していた豪雨にあると考えられていたが、調査の結果、ローバーに搭載されているフラッシュメモリのサブシステムに問題があったことが分かった。これはフラッシュメモリの再フォーマットを行ない、メモリオーバーロードを修正するパッチでソフトウェアをアップグレードさせたことにより解決した。

この修復作業の10日間、スピリットは技術者によってソフトウェアのアップデートとテストが行なわれるまで、一切の活動を行なうことができなかった。オポチュニティもまた、これと同じ修正パッチによってソフトウェアのアップグレードが行なわれた。スピリットは2月5日までに、完全に科学活動を復帰することができた。今までの経歴によれば、この事件は今までの任務で最も大きな異常であった。

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2009年01月12日 13:45に投稿されたエントリーのページです。

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