モノポリー
モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。世界中に愛好者を持つ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら、他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより、同一グループを揃え、他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収し、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させるのを目的とする。モノポリーとは英語で「独占」を意味する。
モノポリーの原型は、経済大学院の教授や学生が政治や教育上の試みとして制作していたもので、製品として販売された時点で30年の歴史があったといわれる。このゲームを、1933年にエンジニアのチャールズ・B・ダロウ(ペンシルバニア州在住)が遊んでみて惚れ込み、独自の改良を加えた。パーカー・ブラザーズに売り込んだものの、ファミリーゲームとしては終了までの時間がかかりすぎる点[1]など、ゲームの専門家にデザイン上の欠陥が52もあることを指摘されて商品化を断られる。しかし、ダロウが手作りのゲームを独自に販売したところ成功したため、パーカー・ブラザーズが権利を取得した[2]。また、ダロウが権利を譲渡する際、パーカー・ブラザーズはゲーム時間の短縮のために、90分で総資産を計算して勝者を決める方法をダロウに提案し、相手を最後まで破産させるプレイ時間の長い方式と併記することによってダロウは契約を受け入れた[1]。
1935年のクリスマスシーズンに初めて発売されたモノポリーは、大不況の時勢のもとで大ヒットした。1966年にはビートルズが来日し、ファンが殺到しホテルに釘付けになっていたため、ホテルでモノポリーに熱中していた[1]。
また、棋士の間でも、1990年代にモノポリーが流行した。地方対局にも対局用品と共に携帯し、昼の対局で火花を散らした棋士同士が、夜は棋士仲間やスタッフも加えて仲良くモノポリーに興ずる光景が見られた。[要出典]
現在では、他に地域・世界(なかにはスターウォーズなどを舞台に)などのさまざまなバージョンが存在する。
『億万長者ゲーム』や『いただきストリート』、『カタン』も、独自の面白さは加味されているが、基本はモノポリーの亜流である。
版権 [編集]
1965年にはなやま玩具が日本で初めてモノポリーを発売。1973年には版権がエポック社、1984年、ツクダオリジナル、1988年にはケナーパーカージャパンに移ったが、わずか1年で、トミーに、1996年にハスブロ・ジャパンへ、1999年に再びトミー(現タカラトミー)へ版権が移り、現在に至る。
盤面(アトランティック・シティ版) [編集]
40か所のマス目は28種類の地所・鉄道・会社、カードを引くマスが6か所(共同基金カード、チャンスカード各3か所)、所得税、物品税、刑務所及び刑務所見学、GO TO JAIL(刑務所へ行け)、フリーパーキング(駐車場)、GO(スタート地点)のマスからなる。
マスの通りや鉄道などの固有名詞はマービンガーデンとショートライン鉄道を除いて実在のもの[1]である。いくつかの通りには、アメリカでの慣習で、行き先の地名が付いている。
マスの構成 [編集]
*は、カードの移動によって止まる可能性のある場所。
ルール [編集]
ここで、示すルールはあくまで、一般的なものである。
ゲームにおける、紙幣や権利書、物件など、銀行から手渡されるものは基本的にバンカー(銀行係)が管理する。バンカーはプレイヤーが兼任してもよい[3]。
準備 [編集]
ボードを広げ、チャンスカード、共同基金カードをよくシャッフルし、ボード上にセットする。バンカーを1人決め、バンカーが、プレイヤーに$1、$5、$10が各5枚、$20が6枚、$50、$100、$500が各2枚の合計$1500ずつ[4]配る。準備が整ったら、全員がダイス2個(以下断らなくても、2個)を振り、目が大きい順に駒1個を選び、先のスタートとし、「GO」のマスに駒を置く[5]。
駒の進め方 [編集]
最初のプレイヤーが、ダイス(さいころ)を振り、出た目の数だけ駒を進め、止まったマスの指示に従う。また、ダイスの目がゾロ目(2つの目が同一)の場合、もう一度ダイスを振る。ただし、3度連続でゾロ目を出したら、即、直接、刑務所に入らなければならない。これを1ターンとして、終わって、交渉、家、ホテルの建設がないか確認し、次の人に移る。これを繰り返す。また、同じマスに複数人止まったり、相手の駒を追い越したりしても差し支えない。
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